オフィスカジュアル導入しました

スーツから一歩、軽やかに ー 金融機関で“オフィスカジュアル”を始めてみました

突然ですが――
みなさん、金融機関と聞くとどんな服装をイメージされますか?
おそらく多くの方が、「毎日スーツでビシッと!」という姿を思い浮かべるのではないでしょうか。実際、私たちも長らくそのスタイルで業務をしてきました。
でも時代は変わり、働き方も少しずつ変化しています。
そして私たちも、2025年6月1日からオフィスカジュアルを導入することになりました。


なぜ、オフィスカジュアルを?
きっかけの一つは、やはり働きやすさ
出社もテレワークも自由度が増してきた今、「毎日スーツ」は少し時代遅れかもしれない、そんな声が社内でも少しずつ聞こえるようになってきました。
さらに毎日暑い日が続く中、気候変動対策をしていこうという思いも背景にありました。


ポロシャツにスラックス。足元はスニーカー
「オフィスカジュアル」と聞くと、どんな服装か少し想像しづらいかもしれません。
私たちの職場では、たとえば上はポロシャツ下はスラックスという組み合わせが基本。
足元も、落ち着いた色味のスニーカーが多く見られます。
スーツのような堅苦しさはないけれど、きちんと感はキープ。
ちょうどいい“バランス”を探しながら、社員それぞれが工夫しています。


社内のリアルな声
導入当初は、「これはOK?これはNG?」と戸惑いも正直ありました。
でも日が経つにつれ、「朝の支度が楽になった」「気持ちに余裕ができて、仕事もはかどる気がする」という声がじわじわと増えてきています。
一番多かったのは、**“ちょっと気分が明るくなった”**という感想でした。


“なんでもアリ”じゃない。TPOは忘れずに
もちろん、カジュアルとはいえ、節度は大切にしています。
たとえば社外のお客様と対面でお会いする場合や、フォーマルな会議がある日は、これまで通りジャケットやネクタイを着用することもあります。
「TPOを意識した清潔感のある服装」は、あくまで基本ルールとして共有しています。


“服”から始まる企業文化の変化
今回のオフィスカジュアル導入は、単に「服装を変えた」だけではありません。
以前よりお客様から、「近所の目が気になるので、スーツ以外の恰好で来てほしい。」との要望もございました。金融機関といえば「堅い」「保守的」と思われがちですが、私たちも少しずつ変わりながら、より柔軟で開かれた組織を目指しています。


おわりに:まずは一歩から
オフィスカジュアルは、まだ始まったばかり。
私たち自身も、試行錯誤しながら“ちょうどいい”着こなしを探しています。
「服装を自由にする」ことは、働き方を見つめ直すきっかけでもあります。
これからも、見た目だけでなく“中身”ももっと自由で、しなやかな組織を目指していけたら――
そんな思いをこめて、この取り組みを続けていきたいと思っています。